空き巣などが用いる「ガラス破り」には、いくつかの手口があります。
①打ち破り
物や道具を使用し、ガラス面を壊してから侵入する方法です。ガラスが割れるとき大きな音がするので、短時間で乱暴的な方法です。
②こじ破り
ガラス引き戸の錠前付近を狙って、道具を使って穴をあけ錠前をあける方法です。出る音も小さく、時間も短くてすむ方法です。
③焼き破り
バーナーやライターを使用しガラスを溶かしてしまう方法で、音もあまりしません。
統計データによると、約7割の空き巣が、五分間以上かかると侵入をあきらめてしまうといいます。時間がかかればかかるほど、人に見られる可能性が高くなりますから、防犯ガラスには、この時間を稼ぐという役割があります。
防犯ガラスは、特殊な樹脂膜を、板ガラス二枚の間に挟み込んで、加圧圧縮しています。「打ち破り」「こじ破り」に対して、効力をもち、ガラス面に割れが生じても、樹脂膜があるため穴をあけることが難しくなっています。この樹脂膜のない、その他のガラスには防犯性能とよべる機能は、ほとんどありません。
防犯ガラスラミレックス®BGは、通常2枚の板ガラスの間に強靭な特殊樹脂膜をはさみ、加熱圧着したガラスです。はさみ込んである特殊樹脂膜により耐貫通性にすぐれ、高い防犯性能を発揮し、安全・安心な住宅づくりに広く採用いただけます。
ラミレックス®BGクールは、高い防犯性能を発揮するほか、太陽光線の近赤外線領域の日射熱を吸収することによって直射日光による肌のジリジリ感をやさしく和らげます。
バンガードは、事務所・店舗などへの、バールやハンマーを使った粗暴な手口による打ち破り対策などに適する防犯ガラスです。ポリカーボネート板を2枚のガラスの間に加熱圧着することにより、高い防犯性能を発揮します。